東京オリンピックを前に都心部では価格が高騰しているマンション。一方で売り抜けを図ろうとしている人もいます。
短所を隠す販売テクニックがあった!
もっとも完全な物件など多くはなく、どんな魅力的な物件でも欠点はあるもの。もっともマンションに限らず不動産販売においては「重説(重要事項説明)」があり、隠す訳にもいきません。そんな疑問を解決する記事がありました。
マンション現役販売員が明かす「短所を隠す」販売テク
2018年5月29日 16:00(中略)
売りたいもののメリットを強調するのは当たり前だが、同時にデメリットを隠すのも彼らの仕事だ。「自分たちに不都合なことに関しては、聞かれない限り言わないのが鉄則。例えば、渋谷や新宿など、ターミナル駅近辺の物件は、『駅歩○分』と言っても、実際には人が多くてその時間では絶対にたどり着きません。けれども駅から何分かかるか聞かれた場合、公正競争規約として定められた『80mで1分』として換算した数字を伝えます。
また近隣の施設に関する情報を伝えないこともあります。私が携わった物件では、公営ギャンブルの場外発売所、ゴミ焼却所、バス会社の車庫、ゴミ屋敷などの存在を伝えなかったことがあります。要するに聞かれれば正直に答えますが、聞かれなければ“余計なこと”は言わないスタンスです」
マンション現役販売員が明かす「短所を隠す」販売テク | マネーポストWEB多くの人にとって、人生でもっとも高い買い物といえば「住まい」。買う方は、ハズレを引かないように必死になって物件をチェックするが、やはり“その道のプロ”である売り手にはどうしてもかなわない。大手不動産...
なるほど、都合の悪いことは「言わない」、これが鉄則のようです。今の国会でも話題になっている「ご飯論法(東大論法)」にも相通じるものがあります。
ただし不動産は高い買い物なので(というか一生に一度の買い物)、誠意ある販売手法を取って頂きたいものです。
なお不動産販売に関する今回の記事は、宅建試験の受験生向けの記事ですが、売買は民法の出題範囲なので予備試験の受験生の方にも、引用元の記事を読まれることをおすすめします。
また宅建試験も予備試験もそうですが、試験自体はかんたんではないので、効率よく合格を目指したいところです。