宅建(宅地建物取引士)は土地売買の専門家。そこで大地震が起きると問題になる「液状化」は必須の事項です。
もちろんテキストで学習してもいいですが、夕刊フジに液状化に関する記事『専門家に聞いた…「液状化」しない土地選び5カ条 ハザードマップ以外に自分でチェックする方法も』が参考になると思います。
また宅建受験生に限らず、不動産を購入される方にも、おすすめの記事です。
液状化しない土地選びに際し、重要視しておきたいこと5つ
- ハザードマップ
- 古い地図や航空写真を調べる
- 現地に足を運ぶ
- 地名を参考にする
- 切土か盛土か
この夕刊フジの記事では、上の5つの項目をポイントとして挙げています。「ハザードマップ」や「航空写真」などは、ネットでも検索可能です。
また古い地図から「昔は田んぼだった」とか分かります。田んぼだと、粘土質で地盤が柔らかい可能性が高いですからね。なお古い地図は国土地理院のホームページなどで分かります(便利な世の中ですね)。
もっともお勧めしたい見分け方法が「地名」です。「田」とか「谷」とかつく地名は要注意です。これは水に関係がある地名です。
東京だと、渋谷・四谷とか茗荷谷など。地下鉄銀座線や丸の内線に乗っていたのに、「急に地上に出た」。これは間違いですよ。谷の部分に出たので、地上に出たのと勘違いしているわけです。
これらの土地は、集中豪雨などの時には水がたまりやすいです。つまり地盤としては注意すべき土地と言えるでしょう。
専門家に聞いた…「液状化」しない土地選び5カ条 ハザードマップ以外に自分でチェックする方法も(1/2ページ)
北海道の地震では、札幌市内の住宅地で液状化の被害が生じた。全国の自治体で液状化のハザードマップを作成しているのは約2割。いまの自宅の土地や、これから住もうとす…
不動産の購入は、一生に一度の買い物になることもあります。当事者としてはもちろんのこと、不動産売買の専門家である宅建を目指す受験生の方も、ぜひ「液状化」の理解を深めていただきたいと思います。